ヒビノコエ
日々徒然与太話やちょっぴしミリタリネタなど好き勝手に呟く場所。腐発言、オタ発言注意ですよ。
夜半に囁く秘めた想い
零小説第4弾です。
はい、優雨×螢ですのでBL苦手な人は回れ右ですよ~
とはいっても表現はまだぬるい方・・?かな。
何せBL書いたの10年振りですから(苦笑)
ちなみに夜半は「よわ」と発音します。「やはん」でもいいですが(笑)
そして以下うちの優雨螢語り
↓反転
うちの優雨はバイに近い同性愛者的な立ち位置です多分。
今までは普通に女の子が好きで、だからこそ怜さんも好きなんだけど、でも螢はもっと好きなことに気づいた。そんな感じ。
男色家なのではなく、螢本人が好き。男だけど。そんな感じですね。
螢が初めての同性愛者ですから、本人は自分の気持ちに揺らぎを感じます。本当にこれでいいのか?とか、気づいたところで一体どうしろというのか?とか。
で、まぁ曖昧な態度で曖昧に螢を翻弄していく魔性さん、と(笑)
で、螢はというとこちらは本当にノンケ?優雨や真冬のことは大好きで大切で、いつまでも友達でいたいなぁ。なんてのんきなことを考えてるお方。仕事≧恋愛な感じなので、優雨がちょっとおかしくなってきただとか、同性愛だとかそういうのは本当に切羽詰まってくるまで、異変に気づいても見ない振りをしてる。だって、気づいてしまったら友達関係が壊れちゃうじゃん!そんな感じのお方です。
でも、優雨のことは大好きだから、もし優雨がそっちの意味で螢を好きだとしても無碍には出来ないなぁ。なんて思ってたら優雨の魔の手にかかっちゃった的な(笑)
そんな模様を書いていければいいな!という自分語りでした。すんません。
↑反転
色々キモいこと書いててすいません(汗)
では、BL大丈夫な方は追記よりどうぞ。
はい、優雨×螢ですのでBL苦手な人は回れ右ですよ~
とはいっても表現はまだぬるい方・・?かな。
何せBL書いたの10年振りですから(苦笑)
ちなみに夜半は「よわ」と発音します。「やはん」でもいいですが(笑)
そして以下うちの優雨螢語り
↓反転
うちの優雨はバイに近い同性愛者的な立ち位置です多分。
今までは普通に女の子が好きで、だからこそ怜さんも好きなんだけど、でも螢はもっと好きなことに気づいた。そんな感じ。
男色家なのではなく、螢本人が好き。男だけど。そんな感じですね。
螢が初めての同性愛者ですから、本人は自分の気持ちに揺らぎを感じます。本当にこれでいいのか?とか、気づいたところで一体どうしろというのか?とか。
で、まぁ曖昧な態度で曖昧に螢を翻弄していく魔性さん、と(笑)
で、螢はというとこちらは本当にノンケ?優雨や真冬のことは大好きで大切で、いつまでも友達でいたいなぁ。なんてのんきなことを考えてるお方。仕事≧恋愛な感じなので、優雨がちょっとおかしくなってきただとか、同性愛だとかそういうのは本当に切羽詰まってくるまで、異変に気づいても見ない振りをしてる。だって、気づいてしまったら友達関係が壊れちゃうじゃん!そんな感じのお方です。
でも、優雨のことは大好きだから、もし優雨がそっちの意味で螢を好きだとしても無碍には出来ないなぁ。なんて思ってたら優雨の魔の手にかかっちゃった的な(笑)
そんな模様を書いていければいいな!という自分語りでした。すんません。
↑反転
色々キモいこと書いててすいません(汗)
では、BL大丈夫な方は追記よりどうぞ。
繁華街から少し外れた場所、駅からも少し歩くのだが、そこにある居酒屋は場末ということもあり、料理が美味で酒の種類があるにも関わらず値段は手ごろで、夕方から若者や仕事帰りのサラリーマンでとても賑わっていた。
満席かと思われたが、幸い空いていたカウンターの隅の席三つを借りて螢、真冬、優雨の三人は腰を下ろした。
「俺はとりあえず生中とたこわさ」
「さすが最年長。おっさんくさいもの頼むね」
「\おっさんいうな/」
螢がおしぼりを持ってきた店員に注文をすれば優雨がからかうように笑って茶化す。それにいちいち反応する螢だが、これはいつもの光景だ。
「僕も生中お願いします。・・・真冬は何にする?」
「あ、お二人と同じもので・・・」
「あ、こっちのにはカルピスチューハイで」
「ちょ、螢さんっ」
「お前は俺らより弱いんだから、軽いのから言っとけって」
「・・・・・・・・・」
「今日は螢のが正論だね」
何にするか尋ねる優雨とそれに答える真冬の会話に割って入り、勝手に注文をとる螢とそれに不満顔の真冬。そんなやりとりをクスクス笑いながら見つめる優雨。このやりとりも、割と毎回のことである。
「それじゃ、天倉先生の脱稿を祝って乾杯」
優雨が悪戯な笑みを浮かべてビールジョッキを持ち上げ、乾杯の音頭をとる。
硝子と硝子がぶつかる高音で小気味いい音を聞きながら、螢は照れたように先生はよせやい。と笑い、ビールを一気に呷った。
「お疲れさまです、螢さん。今回は、ちゃんと締め切りも守ったって、優雨から聞きましたよ」
「うお・・・反論できねーぞちきしょう」
カルピスチューハイのグラスを傾けながら、真冬が少し棘のある言葉でもって螢を労い、螢は大げさなリアクションをとってからビールを更に呷った。
「次は僕や真冬の協力なしに、一本書き上げられれば本当に作家先生として一人前なんだけどね。ね?螢・・・」
「ああ、それは言えてますねぇ。螢さん、行動力はあるんですから、今後は一人でも頑張れますよね?」
優雨が優しい笑みとは裏腹に厭味な一言を螢にかけ、突き出しの和え物を箸で口に含む。
螢はというと、優雨の的確且つクリーンヒットを狙ってくる容赦のない一言と真冬の追い討ちに、ビールを噴き出しそうになっていた。
「ちくしょーーー今夜は呑むぞぉーーーーー!すいません、焼酎ロックで!」
真冬と優雨の笑い声をバックコーラスに、螢は哀愁漂う声で店員に追加注文をとっていた。
「それじゃあ、僕は終電があるのでもう失礼しますね」
「一人で大丈夫?僕の家に泊まっていけばいいのに」
「妹には、遅くなるとしか伝えてないので・・・。朝帰りなんてしたら深紅が心配してしまう」
「ああ、そっか、そうだね。じゃあ、気をつけて真冬。転ばないようにね」
「螢さんじゃあるまいし、そんなに呑んでもいないから大丈夫ですよ。では、おやすみなさい」
「うん、またね。おやすみ」
酔いつぶれた螢を肩に担ぎ、優雨は真冬と言葉を交わして背を向ける友に手を振った。
年の割にしっかりしている友人は、横で酔いつぶれて体重を預けてくる友人と違って、しっかりとした足取りで駅への道のりを歩んでいる。
「これじゃあどっちが年上かわからないね、螢」
「あー・・・?優雨何か言ったかー?ほら、二軒目いこうぜ、二軒目ーーー」
友人の背を見えなくなるまで見送ってから螢に厭味をぶつけたつもりだったが、当の本人は酔っ払っている為か的を得ない反応で、二軒目の催促をしている。
クスクスと笑ってそれを窘め、店員に呼んでもらったタクシーに乗り込むと、優雨は螢の自宅の住所を運転手に告げた。
今はとにかく、この手に負えない男を無事部屋へ送りつけるのが何よりも先決なのだ。
甘ったるいような吐息を吐き、自分の肩へ持たれこんでくる螢の顔を見つめ、優雨は笑いながら小さく息を吐いた。
三人で呑んでいた居酒屋から30分ほど車を走らせたところにある螢のアパートは比較的新しく、どちらかというと賃貸マンションに近かった。
連載を始め、そこそこ収入を得るようになった作家先生が、前住んでいたボロアパートを引き払い、この今のアパートに移り住んできたのが遠い昔の出来事のように感じる。
優雨は運転手に支払いをし、螢の肩を再び担いでアパートの玄関ポーチへと歩を進めた。
丁度一階に来ていたエレベーターのボタンを押し、中に乗り込む。
目的の階へのボタンを押し、エレベーターが動き出すその間も螢はどこか空ろで楽しそうな表情を浮かべたまま、優雨の肩にもたれているものだから、少しもたれられている側の半身が痛くなってくるのを感じる。
優雨は苦笑し、自分の鞄と一緒に抱えていた小さな螢の荷物から鍵を取り出すと、友人を抱え直して開かれた扉から颯爽と歩き出した。
「優雨~・・・もうちょっとゆっくり歩こう~・・・お前歩くのいつも速いんだよお~」
「はいはい、すみませんね。でも、もう少しで家に着くから我慢して」
「うん~~~・・・」
どうも要領を得ない螢の言葉にいちいち律儀に返答しながら、螢の部屋のドアを開け放つ。
整理されているようで、その実、物が少ない故汚しようがあまりない殺風景な部屋。
物が多い割に綺麗に整理整頓されている真冬の部屋や、寝る事以外に余り使う用事がないの為生活感が感じられない自分の部屋とはやはり違う。この男の性格をよく表しているような部屋だった。
これでいて、本格的にここで執筆活動を続けるのなら、もっと汚れて大変なことになるのだろうな、螢の性格ならば。
そう自然と思ってしまった自分に対して何だかおかしくて、優雨はクスクスと笑いながら螢を布団の所まで運び、ゆっくりと寝かせてやる。
『いずれはベッドなんかが欲しいんだが、今はこの硬い布団が安眠の供なんだよなあ~』
引っ越し祝いへ真冬と伺った時にそう言っていた布団は、いつ干されたのかわからないくらい綿が硬くなっていて、とても寝心地がいいものだとは思えそうになかったが、他に寝かせるような場所もないので、優雨はなるべく優しく布団に螢を下ろし、掛け布をかけてやった。
「ほら、ちゃんと布団かぶって。もう、酒は呑んでも呑まれるなだよ・・・。僕や真冬がいたからよかったものの・・・」
「ん~~・・・優雨や真冬がいるから無茶できるんだって~」
「まったく・・・。おやすみ、螢。鍵はかけてポストに入れておくからね。風邪引かないように寝なよ?」
「ん~・・・おやすみ~優雨・・・・・・。って・・・帰るのか?」
ごそごそと布団にもぐりこもうとしていた螢がふと気づいたように優雨に問いかけ、見上げる。
酔いが醒めてきたのだろうか。その目の空ろさは少し和らぎ、優雨をまっすぐに捉えていた。
「うん?そりゃあ帰るよ」
「でももう、終電ないだろー・・・?」
「どうとでも、帰れるよ。タクシー使ってもいいし、いざとなったら怜に迎えにきてもらうことも出来るし」
「泊まっていけばいいのに・・・」
肩を竦めて答えてやれば、螢は少し不満そうに腕を頭にの後ろに回し、小さく呟くようにごちる。
その独り言に少し驚き目を開いたが、すぐに可笑しくなってきて優雨はクスクスと笑った。
そんな優雨を螢はますます不満顔で見つめる。
「どこの誘う女だよ、螢。泊まりたいのは山々だけどね、君の家予備の布団ないだろう?しかし・・・ふふっ・・・ふふふっ・・・」
「何がそんなに可笑しいんだよ・・・」
「いやだって・・・泊まってって・・・・・・あのね螢。ふふ・・・ごめん・・・っ・・・・・・いやでもさ、それもし君が女の子だったら、ヤバイ発言だよ・・・?そんな酔っ払って介抱されてしまいには泊まっていけって・・・ふふふ・・・っ無防備すぎるよ」
心底可笑しそうに笑いを堪える優雨の態度に螢はムッとした表情を浮かべたが、ややあってまたぼそりと一言呟いた。
「別に・・・俺は男で、お前も男じゃないか」
ちくり。
その言葉を聞いた優雨の胸に、棘が刺さったような痛みが走った。
何故?
その痛みに自問自答をする。当たり前のことを、彼は言っただけだ。
自分は男で、彼も男だ。とすれば、別段何もおかしいことは言っていない。
友人だと認めてくれているからこその無防備さであるし、女性ではない彼がそんな無防備な姿を自分に見せたとしても、女性のそれとは違い、何ら危機感はない。
「・・・・・・優雨・・・?」
自分の名前を呼ぶ声がする。
ふと、見下ろしてみれば、螢が怪訝な表情で自分を見上げていた。
どうしてこの男はいつもこう、無防備なのだろう。
渦巻いた言葉が頭の中で何度も反芻される。
あまり人を疑うということをせず、馴れ馴れしい。しかし、その馴れ馴れしさに嫌味はなく、むしろ好印象だ。
あっという間に人と溶け込み、仲良くなってしまう。
自分が真冬と親友と呼べるのにかかった時間を遥かに凌ぎ、瞬く間に仲良くなってしまった時など、嫉妬にも似た感情を浮かべたものだ。
彼を妬ましいと思ったことは何度かあった。
まだ多少自分や真冬に協力してもらっているとはいえ、若くしてあれだけの作品を生み出しそれを認められているというのは、才能の芽が確実にあるということだし、彼はお調子者で明るい性格に多少隠れてはいるが、とても聡明で論理的な思考をもっている。
それだけではない。
作家という所謂インドアな仕事をしているにも関わらず、健康的で着やせをする逞しい体躯は、同性の自分が見ても素晴らしいと思った。
彼は、自分が持っていないものをたくさん持っている。
正直、羨ましかった。
妬ましかった。
「優雨・・・?どうしたんだ・・・?酔いが回ったか・・・?」
眼下に横たわる螢が、心配そうに声をかけてくる。
それが、どこか遠いところから発せられているようで、優雨は何故だか酷く泣きそうな笑みを浮かべた。
「螢・・・どうして君は・・・・・・」
「優雨?大丈夫か・・・?」
どうして君は
そっと膝をつき腕をつき、まるで上に覆いかぶさるかのように、螢へと体を寄せる。
心配そうな顔で見あげている螢の目をじっと見つめていると、そこに吸い込まれそうな感覚が生まれてくるのを感じた。
「優雨・・・?本当にどうしたんだ・・・優雨・・・?」
螢が自分の名を呼ぶ声が聞こえた。何度も、何度も名を呼んでくれる。
「螢・・・・・・っ・・・」
泣きそうな笑みを浮かべたまま、ゆっくりと螢へ顔を近づける。
「優雨・・・?おい・・・優・・っ」
名前を呼ぼうとした螢の言葉は、降ってきた優雨の唇によって遮られた。
重ねる瞬間、螢の目が見開かれたのを感じたけれど、もう止められなかった。
そっと啄ばむように、友人の唇に自身の唇を重ねる。
温かく、柔らかい少し乾いた唇から漂う甘ったるいようなアルコールの香りが広がり、鼻腔を掠める。
それはまるで媚薬のようで、中てられそうになるのを優雨は感じながらそれでも啄ばむのを止められない。
螢の発する吐息が熱く湿っぽいのは、酔っているからだろうか。驚いているからだろうか。それとも・・・他の感情がもしかしたらあるのだろうか?
啄ばむように唇を重ねていたが、ともすれば口付けだけでは引き下がれなくなりそうな気がし、そっと唇を離して名残惜しそうに最後に舌先で螢の唇をぺろりと舐め、優雨は上体を起こした。
再び見下ろした友人の顔は酷く驚いてはいたが、抵抗した後はなかった。
大した抵抗はされなかったな。などと、どこか冷静な気持ちで優雨はその場に立ち上がる。
禁忌を犯したという気持ちは、浮かばなかった。
何が、おきた・・・?
螢はたった今いつもの笑顔を浮かべ、手を振って自宅を後にした友人を呆然と見送ったままの格好で固まっていた。
たった今、何が起きた・・・?
今日は、螢の脱稿祝いと称して優雨、真冬と三人で呑みに出かけていた。
それは、とても楽しくかけがえのない時間で、優雨が止めるのも無視して酒を呷っていたのは覚えている。
そこから、先ほどの事態までの記憶がぷっつりと途切れていた。
それはまぁいい。良くはないだろうが、いつものことと言えばいつものことだ。酒を呷りすぎて呑まれたところを、優雨が送ってくれたんだろう。
螢はそう推測して上体を起こした。窓から見える空はまだ帳を落としたように黒く、今が夜半であることを誇示している。
「落ち着け、俺・・・。とりあえず、落ち着け」
まだ酔いのせいで頭の中に浮遊感が残っていたが、それでも必死で記憶を辿り思い出そうとする。
優雨が部屋まで自分を送ってくれた。そこは、何となくではあるが覚えていた。
もう呑みすぎないよう、注意された気もする。もう遅いからという意味で、泊まっていけ。と言った気もした。
『どこの誘う女だよ、螢・・・』
心底可笑しそうな優雨の笑顔と台詞が、脳裏に一つ浮かんで消えた。
ああ、そういえばいっぱい笑われていたな・・・。
思い出した記憶に小さな笑みを浮かべ、螢は記憶の旅を続ける。
『・・あのね螢。ふふ・・・ごめん・・・っ・・・・・・いやでもさ、それもし君が女の子だったら、ヤバイ発言だよ・・・?』
『そんな酔っ払って介抱されてしまいには泊まっていけって・・・ふふふ・・・っ無防備すぎるよ』
ふわふわと記憶の欠片が脳内を漂っては消え、漂っては消えていく。その欠片の一つ一つを必死になって手繰りよせると、泣きそうでいて悲しそうな優雨の笑顔と台詞が蘇った。
『どうして君は・・・』
欠片は、そこでぷっつりと途切れる。その後の記憶は酔いからか衝撃からか、夢のように酷くおぼろげで不確なもの。
重なる唇。
優雨からも漏れるアルコールを含んだ甘い吐息。
啄ばむような、じゃれるような軽い口付け。
最後に感じた、熱い舌先。
友人である麻生優雨に、魅力は感じていた。
大学時代から民俗学を専攻し、勤勉でいてそれを鼻に掛けない男。
人当たりもよく、低く暖かな声と優しい顔立ちが本当に名前の通り優しい雨のような、静かに包み込む男だと思った。
編集者として出会った頃から何かとよくしてくれ、まだ駆け出しだった螢に仕事をたくさん回してくれたのも彼だ。
随分と世話になった記憶しかない。その点では本当に感謝している。
真冬を紹介してくれたのも彼で、曰く懐かない猫のような男だから初接触は注意しろと言われたものだった。
その真冬ともいつしか仲良くなり、日々の生活が尚潤うようになったのを今も感じている。
全て、優雨のおかげだ。
螢から見て、優雨は一種の理想像のように見えていた。
自分が持っていないものを、彼はたくさん持っている。螢もまた、そんな感情を抱いていた。
人望厚く、いつでも真面目で勤勉。少し控えめではあるが、それでも出る時は出る性格で引っ張っていってくれるところもある。
若く実力のあるカメラマンの彼女のことを話す時はまるで初恋をした少年のように輝く目をしていて、そこまで愛せる人間がいるということを羨ましく感じたこともあった。
優しい顔立ちに、少し吊り上がった目。癖毛の自分とは違い、黒い直毛は触れば柔らかそうだといつも撫でまわしてぐしゃぐしゃにしたくなるのを堪えていたものだ。
自分より高い身長も、自分にはない低く暖かな声も、全てが羨ましかった。
そんな彼が、自分に何をした・・・?
そんな彼が悲しそうな、今にも泣き出しそうな・・・そう、まるで子供のような顔を浮かべることがあるのだと初めて知った。
いつも笑顔でどこか掴めない、親友だと言ってくれる割にはどこか一歩身を引いているような態度の彼しか知らなかった螢は、そんな表情を浮かべた彼に酷く驚き固まってしまったことを思い出す。
『どうして君は・・・』
震える唇から紡がれる言の葉が、螢を責め立てる。
先ほどまで重なっていた唇に指を当てると、返ってくるのは命の温かみ。
ああ、そういえば優雨もこれを重ねる前に、指でそっと触れてきたかもしれない。
ぼんやりと浮かぶ記憶の欠片の彼を思い出し、自身の唇をなぞる。
どうして君は、そんな目で僕を見る・・・
不意に彼の言の葉の欠片が全て揃い、螢の脳裏にあの表情と共に鮮やかに艶やかに蘇った。
優雨は、幸せなんじゃないのか?
どうして、あんな表情で、あんなことを・・・
「優雨・・・・・・」
すでに姿の見えない友の名前を呼んでみても、何かがわかるわけではない。
それでもその名を呼び、螢は情けない顔を隠すかのように片手で頭を抱えた。
夜半に囁く秘めた想い
どうして君はそんな目で僕を見る
どうして君はそんな事を俺にした
満席かと思われたが、幸い空いていたカウンターの隅の席三つを借りて螢、真冬、優雨の三人は腰を下ろした。
「俺はとりあえず生中とたこわさ」
「さすが最年長。おっさんくさいもの頼むね」
「\おっさんいうな/」
螢がおしぼりを持ってきた店員に注文をすれば優雨がからかうように笑って茶化す。それにいちいち反応する螢だが、これはいつもの光景だ。
「僕も生中お願いします。・・・真冬は何にする?」
「あ、お二人と同じもので・・・」
「あ、こっちのにはカルピスチューハイで」
「ちょ、螢さんっ」
「お前は俺らより弱いんだから、軽いのから言っとけって」
「・・・・・・・・・」
「今日は螢のが正論だね」
何にするか尋ねる優雨とそれに答える真冬の会話に割って入り、勝手に注文をとる螢とそれに不満顔の真冬。そんなやりとりをクスクス笑いながら見つめる優雨。このやりとりも、割と毎回のことである。
「それじゃ、天倉先生の脱稿を祝って乾杯」
優雨が悪戯な笑みを浮かべてビールジョッキを持ち上げ、乾杯の音頭をとる。
硝子と硝子がぶつかる高音で小気味いい音を聞きながら、螢は照れたように先生はよせやい。と笑い、ビールを一気に呷った。
「お疲れさまです、螢さん。今回は、ちゃんと締め切りも守ったって、優雨から聞きましたよ」
「うお・・・反論できねーぞちきしょう」
カルピスチューハイのグラスを傾けながら、真冬が少し棘のある言葉でもって螢を労い、螢は大げさなリアクションをとってからビールを更に呷った。
「次は僕や真冬の協力なしに、一本書き上げられれば本当に作家先生として一人前なんだけどね。ね?螢・・・」
「ああ、それは言えてますねぇ。螢さん、行動力はあるんですから、今後は一人でも頑張れますよね?」
優雨が優しい笑みとは裏腹に厭味な一言を螢にかけ、突き出しの和え物を箸で口に含む。
螢はというと、優雨の的確且つクリーンヒットを狙ってくる容赦のない一言と真冬の追い討ちに、ビールを噴き出しそうになっていた。
「ちくしょーーー今夜は呑むぞぉーーーーー!すいません、焼酎ロックで!」
真冬と優雨の笑い声をバックコーラスに、螢は哀愁漂う声で店員に追加注文をとっていた。
「それじゃあ、僕は終電があるのでもう失礼しますね」
「一人で大丈夫?僕の家に泊まっていけばいいのに」
「妹には、遅くなるとしか伝えてないので・・・。朝帰りなんてしたら深紅が心配してしまう」
「ああ、そっか、そうだね。じゃあ、気をつけて真冬。転ばないようにね」
「螢さんじゃあるまいし、そんなに呑んでもいないから大丈夫ですよ。では、おやすみなさい」
「うん、またね。おやすみ」
酔いつぶれた螢を肩に担ぎ、優雨は真冬と言葉を交わして背を向ける友に手を振った。
年の割にしっかりしている友人は、横で酔いつぶれて体重を預けてくる友人と違って、しっかりとした足取りで駅への道のりを歩んでいる。
「これじゃあどっちが年上かわからないね、螢」
「あー・・・?優雨何か言ったかー?ほら、二軒目いこうぜ、二軒目ーーー」
友人の背を見えなくなるまで見送ってから螢に厭味をぶつけたつもりだったが、当の本人は酔っ払っている為か的を得ない反応で、二軒目の催促をしている。
クスクスと笑ってそれを窘め、店員に呼んでもらったタクシーに乗り込むと、優雨は螢の自宅の住所を運転手に告げた。
今はとにかく、この手に負えない男を無事部屋へ送りつけるのが何よりも先決なのだ。
甘ったるいような吐息を吐き、自分の肩へ持たれこんでくる螢の顔を見つめ、優雨は笑いながら小さく息を吐いた。
三人で呑んでいた居酒屋から30分ほど車を走らせたところにある螢のアパートは比較的新しく、どちらかというと賃貸マンションに近かった。
連載を始め、そこそこ収入を得るようになった作家先生が、前住んでいたボロアパートを引き払い、この今のアパートに移り住んできたのが遠い昔の出来事のように感じる。
優雨は運転手に支払いをし、螢の肩を再び担いでアパートの玄関ポーチへと歩を進めた。
丁度一階に来ていたエレベーターのボタンを押し、中に乗り込む。
目的の階へのボタンを押し、エレベーターが動き出すその間も螢はどこか空ろで楽しそうな表情を浮かべたまま、優雨の肩にもたれているものだから、少しもたれられている側の半身が痛くなってくるのを感じる。
優雨は苦笑し、自分の鞄と一緒に抱えていた小さな螢の荷物から鍵を取り出すと、友人を抱え直して開かれた扉から颯爽と歩き出した。
「優雨~・・・もうちょっとゆっくり歩こう~・・・お前歩くのいつも速いんだよお~」
「はいはい、すみませんね。でも、もう少しで家に着くから我慢して」
「うん~~~・・・」
どうも要領を得ない螢の言葉にいちいち律儀に返答しながら、螢の部屋のドアを開け放つ。
整理されているようで、その実、物が少ない故汚しようがあまりない殺風景な部屋。
物が多い割に綺麗に整理整頓されている真冬の部屋や、寝る事以外に余り使う用事がないの為生活感が感じられない自分の部屋とはやはり違う。この男の性格をよく表しているような部屋だった。
これでいて、本格的にここで執筆活動を続けるのなら、もっと汚れて大変なことになるのだろうな、螢の性格ならば。
そう自然と思ってしまった自分に対して何だかおかしくて、優雨はクスクスと笑いながら螢を布団の所まで運び、ゆっくりと寝かせてやる。
『いずれはベッドなんかが欲しいんだが、今はこの硬い布団が安眠の供なんだよなあ~』
引っ越し祝いへ真冬と伺った時にそう言っていた布団は、いつ干されたのかわからないくらい綿が硬くなっていて、とても寝心地がいいものだとは思えそうになかったが、他に寝かせるような場所もないので、優雨はなるべく優しく布団に螢を下ろし、掛け布をかけてやった。
「ほら、ちゃんと布団かぶって。もう、酒は呑んでも呑まれるなだよ・・・。僕や真冬がいたからよかったものの・・・」
「ん~~・・・優雨や真冬がいるから無茶できるんだって~」
「まったく・・・。おやすみ、螢。鍵はかけてポストに入れておくからね。風邪引かないように寝なよ?」
「ん~・・・おやすみ~優雨・・・・・・。って・・・帰るのか?」
ごそごそと布団にもぐりこもうとしていた螢がふと気づいたように優雨に問いかけ、見上げる。
酔いが醒めてきたのだろうか。その目の空ろさは少し和らぎ、優雨をまっすぐに捉えていた。
「うん?そりゃあ帰るよ」
「でももう、終電ないだろー・・・?」
「どうとでも、帰れるよ。タクシー使ってもいいし、いざとなったら怜に迎えにきてもらうことも出来るし」
「泊まっていけばいいのに・・・」
肩を竦めて答えてやれば、螢は少し不満そうに腕を頭にの後ろに回し、小さく呟くようにごちる。
その独り言に少し驚き目を開いたが、すぐに可笑しくなってきて優雨はクスクスと笑った。
そんな優雨を螢はますます不満顔で見つめる。
「どこの誘う女だよ、螢。泊まりたいのは山々だけどね、君の家予備の布団ないだろう?しかし・・・ふふっ・・・ふふふっ・・・」
「何がそんなに可笑しいんだよ・・・」
「いやだって・・・泊まってって・・・・・・あのね螢。ふふ・・・ごめん・・・っ・・・・・・いやでもさ、それもし君が女の子だったら、ヤバイ発言だよ・・・?そんな酔っ払って介抱されてしまいには泊まっていけって・・・ふふふ・・・っ無防備すぎるよ」
心底可笑しそうに笑いを堪える優雨の態度に螢はムッとした表情を浮かべたが、ややあってまたぼそりと一言呟いた。
「別に・・・俺は男で、お前も男じゃないか」
ちくり。
その言葉を聞いた優雨の胸に、棘が刺さったような痛みが走った。
何故?
その痛みに自問自答をする。当たり前のことを、彼は言っただけだ。
自分は男で、彼も男だ。とすれば、別段何もおかしいことは言っていない。
友人だと認めてくれているからこその無防備さであるし、女性ではない彼がそんな無防備な姿を自分に見せたとしても、女性のそれとは違い、何ら危機感はない。
「・・・・・・優雨・・・?」
自分の名前を呼ぶ声がする。
ふと、見下ろしてみれば、螢が怪訝な表情で自分を見上げていた。
どうしてこの男はいつもこう、無防備なのだろう。
渦巻いた言葉が頭の中で何度も反芻される。
あまり人を疑うということをせず、馴れ馴れしい。しかし、その馴れ馴れしさに嫌味はなく、むしろ好印象だ。
あっという間に人と溶け込み、仲良くなってしまう。
自分が真冬と親友と呼べるのにかかった時間を遥かに凌ぎ、瞬く間に仲良くなってしまった時など、嫉妬にも似た感情を浮かべたものだ。
彼を妬ましいと思ったことは何度かあった。
まだ多少自分や真冬に協力してもらっているとはいえ、若くしてあれだけの作品を生み出しそれを認められているというのは、才能の芽が確実にあるということだし、彼はお調子者で明るい性格に多少隠れてはいるが、とても聡明で論理的な思考をもっている。
それだけではない。
作家という所謂インドアな仕事をしているにも関わらず、健康的で着やせをする逞しい体躯は、同性の自分が見ても素晴らしいと思った。
彼は、自分が持っていないものをたくさん持っている。
正直、羨ましかった。
妬ましかった。
「優雨・・・?どうしたんだ・・・?酔いが回ったか・・・?」
眼下に横たわる螢が、心配そうに声をかけてくる。
それが、どこか遠いところから発せられているようで、優雨は何故だか酷く泣きそうな笑みを浮かべた。
「螢・・・どうして君は・・・・・・」
「優雨?大丈夫か・・・?」
どうして君は
そっと膝をつき腕をつき、まるで上に覆いかぶさるかのように、螢へと体を寄せる。
心配そうな顔で見あげている螢の目をじっと見つめていると、そこに吸い込まれそうな感覚が生まれてくるのを感じた。
「優雨・・・?本当にどうしたんだ・・・優雨・・・?」
螢が自分の名を呼ぶ声が聞こえた。何度も、何度も名を呼んでくれる。
「螢・・・・・・っ・・・」
泣きそうな笑みを浮かべたまま、ゆっくりと螢へ顔を近づける。
「優雨・・・?おい・・・優・・っ」
名前を呼ぼうとした螢の言葉は、降ってきた優雨の唇によって遮られた。
重ねる瞬間、螢の目が見開かれたのを感じたけれど、もう止められなかった。
そっと啄ばむように、友人の唇に自身の唇を重ねる。
温かく、柔らかい少し乾いた唇から漂う甘ったるいようなアルコールの香りが広がり、鼻腔を掠める。
それはまるで媚薬のようで、中てられそうになるのを優雨は感じながらそれでも啄ばむのを止められない。
螢の発する吐息が熱く湿っぽいのは、酔っているからだろうか。驚いているからだろうか。それとも・・・他の感情がもしかしたらあるのだろうか?
啄ばむように唇を重ねていたが、ともすれば口付けだけでは引き下がれなくなりそうな気がし、そっと唇を離して名残惜しそうに最後に舌先で螢の唇をぺろりと舐め、優雨は上体を起こした。
再び見下ろした友人の顔は酷く驚いてはいたが、抵抗した後はなかった。
大した抵抗はされなかったな。などと、どこか冷静な気持ちで優雨はその場に立ち上がる。
禁忌を犯したという気持ちは、浮かばなかった。
何が、おきた・・・?
螢はたった今いつもの笑顔を浮かべ、手を振って自宅を後にした友人を呆然と見送ったままの格好で固まっていた。
たった今、何が起きた・・・?
今日は、螢の脱稿祝いと称して優雨、真冬と三人で呑みに出かけていた。
それは、とても楽しくかけがえのない時間で、優雨が止めるのも無視して酒を呷っていたのは覚えている。
そこから、先ほどの事態までの記憶がぷっつりと途切れていた。
それはまぁいい。良くはないだろうが、いつものことと言えばいつものことだ。酒を呷りすぎて呑まれたところを、優雨が送ってくれたんだろう。
螢はそう推測して上体を起こした。窓から見える空はまだ帳を落としたように黒く、今が夜半であることを誇示している。
「落ち着け、俺・・・。とりあえず、落ち着け」
まだ酔いのせいで頭の中に浮遊感が残っていたが、それでも必死で記憶を辿り思い出そうとする。
優雨が部屋まで自分を送ってくれた。そこは、何となくではあるが覚えていた。
もう呑みすぎないよう、注意された気もする。もう遅いからという意味で、泊まっていけ。と言った気もした。
『どこの誘う女だよ、螢・・・』
心底可笑しそうな優雨の笑顔と台詞が、脳裏に一つ浮かんで消えた。
ああ、そういえばいっぱい笑われていたな・・・。
思い出した記憶に小さな笑みを浮かべ、螢は記憶の旅を続ける。
『・・あのね螢。ふふ・・・ごめん・・・っ・・・・・・いやでもさ、それもし君が女の子だったら、ヤバイ発言だよ・・・?』
『そんな酔っ払って介抱されてしまいには泊まっていけって・・・ふふふ・・・っ無防備すぎるよ』
ふわふわと記憶の欠片が脳内を漂っては消え、漂っては消えていく。その欠片の一つ一つを必死になって手繰りよせると、泣きそうでいて悲しそうな優雨の笑顔と台詞が蘇った。
『どうして君は・・・』
欠片は、そこでぷっつりと途切れる。その後の記憶は酔いからか衝撃からか、夢のように酷くおぼろげで不確なもの。
重なる唇。
優雨からも漏れるアルコールを含んだ甘い吐息。
啄ばむような、じゃれるような軽い口付け。
最後に感じた、熱い舌先。
友人である麻生優雨に、魅力は感じていた。
大学時代から民俗学を専攻し、勤勉でいてそれを鼻に掛けない男。
人当たりもよく、低く暖かな声と優しい顔立ちが本当に名前の通り優しい雨のような、静かに包み込む男だと思った。
編集者として出会った頃から何かとよくしてくれ、まだ駆け出しだった螢に仕事をたくさん回してくれたのも彼だ。
随分と世話になった記憶しかない。その点では本当に感謝している。
真冬を紹介してくれたのも彼で、曰く懐かない猫のような男だから初接触は注意しろと言われたものだった。
その真冬ともいつしか仲良くなり、日々の生活が尚潤うようになったのを今も感じている。
全て、優雨のおかげだ。
螢から見て、優雨は一種の理想像のように見えていた。
自分が持っていないものを、彼はたくさん持っている。螢もまた、そんな感情を抱いていた。
人望厚く、いつでも真面目で勤勉。少し控えめではあるが、それでも出る時は出る性格で引っ張っていってくれるところもある。
若く実力のあるカメラマンの彼女のことを話す時はまるで初恋をした少年のように輝く目をしていて、そこまで愛せる人間がいるということを羨ましく感じたこともあった。
優しい顔立ちに、少し吊り上がった目。癖毛の自分とは違い、黒い直毛は触れば柔らかそうだといつも撫でまわしてぐしゃぐしゃにしたくなるのを堪えていたものだ。
自分より高い身長も、自分にはない低く暖かな声も、全てが羨ましかった。
そんな彼が、自分に何をした・・・?
そんな彼が悲しそうな、今にも泣き出しそうな・・・そう、まるで子供のような顔を浮かべることがあるのだと初めて知った。
いつも笑顔でどこか掴めない、親友だと言ってくれる割にはどこか一歩身を引いているような態度の彼しか知らなかった螢は、そんな表情を浮かべた彼に酷く驚き固まってしまったことを思い出す。
『どうして君は・・・』
震える唇から紡がれる言の葉が、螢を責め立てる。
先ほどまで重なっていた唇に指を当てると、返ってくるのは命の温かみ。
ああ、そういえば優雨もこれを重ねる前に、指でそっと触れてきたかもしれない。
ぼんやりと浮かぶ記憶の欠片の彼を思い出し、自身の唇をなぞる。
どうして君は、そんな目で僕を見る・・・
不意に彼の言の葉の欠片が全て揃い、螢の脳裏にあの表情と共に鮮やかに艶やかに蘇った。
優雨は、幸せなんじゃないのか?
どうして、あんな表情で、あんなことを・・・
「優雨・・・・・・」
すでに姿の見えない友の名前を呼んでみても、何かがわかるわけではない。
それでもその名を呼び、螢は情けない顔を隠すかのように片手で頭を抱えた。
夜半に囁く秘めた想い
どうして君はそんな目で僕を見る
どうして君はそんな事を俺にした
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プロフィール
HN:
遮那々(しゃなな)
HP:
性別:
女性
職業:
プチ軍オタ主腐
趣味:
ゲーム、物書き、妄想、自衛隊イベント探索、お菓子作り
自己紹介:
零の親友トリオとSIREN2の自A隊をを心より愛するただの腐ったナマモノ。
特にヘタレ螢叔父さんが大好物の様子。
SIREN2では沖三永スコップ。
ホラー、サスペンス、オカルトが大好物の物書きナマモノですが、怖いのは苦手です。
もっと文章上手くなりたいと思いつつ、閃きで書いてるので一向に上手くならない様子。
ミリオタ女の下っ端端くれでもあるので、時々そういうネタも投下するかも?右でも左でもありませんよ!
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